「こんなことを頼むのは心苦しいんだが」——電話口でそう前置きされた瞬間、23歳の彼は嫌な予感がした。相手は4年付き合っている彼女の父親。続いた言葉は、浴室の改修にかかる約8,000ドルの大半を貸してほしい、だった。話を聞いた彼女は激怒したが、怒りの矛先は父親のほうを向いていた。海外の判定は?
※注:金額は1ドル=約150円で換算しています(8,000ドル=約120万円、2,000ドル=約30万円)。また米国ではローンの支払いが滞ると車をそのまま引き上げられる「差し押さえ」が珍しくなく、信用情報に傷がつくと金融機関からまとまった額を借りるのも難しくなります。
投稿者の相談
まず前提から。私は23歳の男で、大学を出てから収入はそれなりに安定しています。大学で出会った彼女と付き合って4年ほど、1年前に連棟式の一戸建てで一緒に暮らし始めました。彼女の父親(仮に「フランク」とします)は自営の現場職で、少し前に体調を崩して1か月ほど仕事を離れていましたが、今は復帰しています。
昨夜、フランクから急に「電話をくれ」とだけメッセージが来たので、かけました。2階の浴室がひどいことになっている、という話でした。シャワーの壁が傷んでいたので見てもらったところ、シャワーごと交換が必要だと言われた。念のため別の業者にも見せたら、もっと大きな問題が見つかった。家を建てた業者が配管の施工を間違えていて、浴室の床下の合板も傷んでいる——シャワーの修理だったはずが、総額8,000ドルの大規模改修になっていました。
自分たちの手でできる作業があるなら手伝うと言ったのですが、ほとんど全部プロがやらないと無理だと言われました。
それで話は終わりだと思っていたら、フランクが一呼吸置いてこう続けたんです。「こんなことを頼むのは心苦しいんだが、その金の大半を君から借りることはできないだろうか」。仕事が減っていて、払う当てがまったくないと。
頭が真っ白になりました。力になりたい気持ちはあるけれど、さすがに大きすぎる頼みだと伝えました。するとフランクは、君は最近ずっと欲しかった車を買っただろう、娘をいい旅行にも連れて行っただろう、と持ち出してきました。要するに、それだけ稼いでいるはずだ、ということです。私は何も約束せず、考える時間がほしいとだけ言って電話を切りました。
彼女に話すと激怒しました。ただし怒りの向き先は父親のほうです(ここは最初の書き方が悪かったので補足します。彼女は父の頼みそのものをあり得ないと思っています)。フランクには身内から借りて返さない前科があるそうで、彼女のきょうだい——20歳前後で大学生です——は、トラックの修理代 約2,000ドルを今も返してもらえていません。1年近く経って返してほしいと切り出したら、フランクは「お前たちを育てるのにいくらかかったと思ってる」という話を持ち出して、それで帳消しだという顔をしたそうです。
フランクは信用情報もよくなく、数か月前には車を引き上げられています。正直に言えば、お金はあります。8,000ドルを貸しても私の家計は痛みませんし、フランクにも彼女の家族にも情はあります。いずれ彼女と結婚するつもりでもいます。
それでも、私が車を買ったことや娘さんを旅行に連れて行ったことが、彼の家の家計を背負う理由になるとは思えません。何より、返ってくる気がしない。一度応じたら私が彼の緊急用の財布になる——その前例を作るのが怖いんです。
同時に、これは贅沢の話ではないんですよね。使える浴室は本当に必要だし、私には出せる。フランクにお金を貸したくない私が間違ってる?
海外の反応
1. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍3,168)
投稿者は悪くない。というより正気の沙汰じゃない。娘の交際相手、しかも23歳の若者に電話をかけて120万円貸してくれと言い出す神経がまず理解できない。自分の家の修繕費だぞ。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍1,120)
しかも渋る素振りを見せたら「夢の車を買っただろう」「娘を旅行に連れて行っただろう」だからね。他人の買い物を数え上げて請求の根拠にしてくる人にお金を渡したらどうなるか、もう答えは出てる。
3. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍1,481)
そのお金は絶対に返ってこないし、実の娘である彼女自身がこの話をおかしいと言っている。やめておいたほうがいい。一度始まったら終わりがないタイプだよ、この手の相手は。
4. 海外の名無しさん(>>3への返信・双方ダメ・👍604)
結論には賛成なんだけど、私はこれ双方ダメだと思う。その場で「それは無理です」と言えばよかったのに、「考える時間がほしい」で電話を切ったせいで、向こうはまだ望みがあると受け取ってるよ。曖昧に引き延ばすのがいちばん相手に酷なやり方だ。
5. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍869)
彼女を信じたほうがいい。実の娘が貸したくないと言っている相手に、まだ家族ですらない君が貸す理由なんて一つもない。その人の金銭感覚をいちばん正確に知っているのは身内だよ。
6. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍260)
誰であれ、他人にお金を貸す義務なんてものは存在しない。まして自分の家計や交際関係に響きかねない金額なら、断るのは当たり前の判断だと思う。
7. 海外の名無しさん(誰も悪くない・👍243)
角度を変えて見ると、ここには悪人が一人もいないんじゃないかな。父親は本当に困って頼んだ、投稿者は断りたい、どちらもごく普通のこと。頼まれた側が断れる状況である限り、頼むこと自体は罪じゃないよ。誰も悪くないでいいと思う。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信・投稿者は悪くない・👍318)
その理屈は、返す気のある相手にしか通用しないよ。実の子から2,000ドル借りたまま「育ててやった分で相殺だ」と言い出す人が、「普通に頼んだだけ」の枠に収まるわけがないでしょ。
9. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍206)
この手口に引っかからないでほしい。金額を先に膨らませておいて、断りにくい相手に切り出す。娘さんが父親のやり口をちゃんと見抜いているのが唯一の救いだよ。
10. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍150)
断り方はいくらでもある。「奨学金の返済が始まったばかりで、大きな額は動かせません」「まとまったお金の貸し借りはしない主義なんです」「身内とお金の話を混ぜたくないと思っていて」。そして最後に「ただ、解体でも運び出しでも、手伝える作業があるならいつでも行きます」を添えれば十分だ。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信・誰も悪くない・👍137)
言いづらいんだけど、そこまで文言を用意するくらいなら、正直に「返ってくると思えないので貸せません」でいいんじゃないの。父親だって鬼じゃないんだから、断られたら諦めるよ。誰も悪くない話をこじらせているのは、むしろ断り方のほうだと思う。
12. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍189)
擁護が多すぎて逆に言いにくいけど、私は投稿者のほうが冷たいと思った。体調を崩して1か月仕事を離れていた自営業の人が、家の水回りが壊れて頼れる先を探している。しかも本人が「貸しても家計は痛まない」と書いているんだよ。お金を出せるのに出さないなら、それは判断であって正しさじゃない。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信・投稿者は悪くない・👍226)
出せるかどうかと、出すべきかどうかは別の話だよ。数か月前に車を引き上げられていて、実の子への2,000ドルも返していない。ここで120万円を渡すのは助けることじゃなくて、次の請求書を待つ約束をすることだ。
14. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍84)
それは貸し付けじゃなくて贈与だよ。8,000ドルをそのままあげてしまっても構わないと本気で思えるなら、好きにすればいい。そう思えないなら、もう答えは出ている。
15. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍96)
全員が投稿者の味方っていうのも正直こわいんだけど、彼女が父親に激怒しているのもどうかと思う。困っている親に向かって「あり得ない」と怒鳴るのが正解なのかな。父親も無神経、娘も感情的、投稿者も態度をはっきりさせない。これは双方ダメでしょ。
16. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍74)
大きなお金は絶対に貸さないこと。テーブルの向かい側に自分へ借りのある人が座っていると、日曜の食事の風景がまるで変わってしまう。飲み込みきれない恨みだけが残るんだ。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信・投稿者が悪い・👍68)
その理屈だと、家族になる予定の人には一生何もしないという話になるよね。投稿者は自分で「お金はある」「いずれ結婚するつもり」と書いている。使える浴室のない家に彼女の家族が住んでいる状況で、財布を閉じたまま「恨みが怖い」と言うのは、私は投稿者が悪いと思う。
18. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍57)
現場仕事の人が自分の家の改修を一切自分でやらないのが、まずおかしい。施工不良を指摘してきた業者に、そのまま大規模改修を任せているのも引っかかる。総額の見通しがない、実の子への借りを返していない、信用情報も悪い、車も引き上げられた。赤信号を数えたほうが早いよ。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信・判定保留・👍44)
その見積もり、内訳が何も分からないまま全員で判断してない?セカンドオピニオンを出した業者が誰で、8,000ドルのうち工事費がいくらで材料費がいくらなのか。そこが見えないと、ぼったくりなのか妥当な金額なのかも言えないでしょ。私は判定保留にしておく。
20. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍29)
この人にお金を渡してはいけない。「いいえ」の一語で文章は完成する。理由を並べれば並べるほど、その理由を一つずつ崩しにかかられるだけだよ。
21. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍52)
冷静に考えてみてほしい。投稿者は彼女と結婚するつもりだと書いている。つまり将来の義父だよ。今回きれいに断ったとして、その後の20年、あの家の水回りの話が出るたびに「あのとき出さなかった人」として扱われ続ける。長い目で見て得な選択なのかな。
22. 海外の名無しさん(>>21への返信・投稿者は悪くない・👍71)
逆だと思うな。ここで応じたら、結婚してからの20年をずっと「出してくれる人」として扱われるよ。一度目を出した相手に二度目を頼むのは、初回よりずっと簡単なんだ。最初の一回を断れる関係のほうが長持ちする。
23. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍24)
「貸した」と思った時点で、そのお金は消えたと考えたほうがいい。自分の持ち家でもない家の面倒を見る義務は投稿者にはないよ。その8,000ドルを運用に回しておけば、退職する頃には桁が変わっている可能性だってあるんだから。
24. 海外の名無しさん(>>23への返信・双方ダメ・👍31)
貸す・貸さないの二択で話しているのが雑じゃない?自分で業者を手配して、必要な工事の分だけ直接支払うという手だってあるでしょ。現金を父親に渡さなければ使い込みようもない。全部断るか全部出すかしか考えていない時点で、投稿者側も詰めが甘いと思う。
25. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍22)
フランクにこう返せばいい。「おっしゃる通りです。車も買いましたし、娘さんを旅行にも連れて行きました。だからお貸しできる余裕がないんですよ」。相手の理屈をそのまま返すのがいちばん効くよ。
まとめ
判定は「投稿者は悪くない」が大多数だった。実の娘が反対していること、きょうだいへの2,000ドルが1年近く放置されていること、数か月前に車を引き上げられていること——貸す前から判断材料が揃いすぎている、というのが多数派の言い分だ。「それは貸し付けではなく贈与だ」という言い回しも繰り返し出てきた。
一方で、お金を出せるのに出さない選択を冷たいと見る声もあった。結婚を前提にしているなら今回の一回が20年先まで尾を引くという長期視点の指摘、その場ではっきり断らなかった曖昧さを問題視する意見、そして現金を渡すのではなく自分で業者を手配して工事費だけ直接払えばいいという折衷案も出ている。あなたが23歳の彼の立場だったら、電話口でなんと答えただろうか。

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