「あ、誰かあなたの残り物ほしかったの?」休憩室でパイを包んでいた投稿者に、同僚がそう声をかけた。残っていたのは2切れ。自分の足で山に入り、家族で摘んだ実で焼いた、今年たった1つしか作れなかったパイの、最後の2切れだった。海外の判定は。
※注:ハックルベリーは北米北西部の高い山にだけ自生する野生のベリー。ブルーベリーによく似ているが栽培がほぼ不可能で、食べたければ人が山に入って手で摘むしかない。出回る量が少なく値段は非常に高い。クマの好物でもあり、摘み場は文字どおり取り合いになる。
※注:北米北西部の夏は山火事の多い季節で、火が入った年は摘み場そのものに近づけない。加えて冬が暖かいと実の付きが悪くなる。今年はその両方が重なった不作の年だった。
※注:向こうの職場には、休憩室に手作りのお菓子や差し入れを置いて、その週のうちに社員が自由につまむ習慣がある。家に持ち帰る前提のものではなく、その場にいる人で食べ切るのが暗黙の了解になっている職場が多い。
投稿者の相談
同じ職場に6年以上います。お菓子作りが得意なわけではまったくないんですが、ひとつだけ人に出せる得意料理があって、それが完全手作りのハックルベリーパイ。職場ではちょっとした名物になっています。
毎年夏になると家族で山に摘みに行って、帰ってからパイを焼きます。1つは必ず職場に持っていって、だいたい何切れか残るので休憩室の冷蔵庫に入れておく。その週のうちにみんなが少しずつ食べる。それがうちのいつもの流れでした。
ところが数か月前に新しい人が入ってきて、それ以来、休憩室に置かれたお菓子が置いた当日に消えるようになりました。前なら誰かがクッキーを持ってくれば2〜3日はもって、翌日の午後にも1枚つまめたんです。話を聞いてみたら、その人には子供が9人いて、残っているものは家に持って帰っていいものだと思っていたらしい。子供が喜ぶならそれ自体はいいことだと思います。でも職場のお菓子は職場のものだと思っていたので、当たり前のように毎回全部なくなるのは正直もやもやしていました。
そして今年。いつも摘みに行く山が例年にない山火事の当たり年で、しかも冬が暖かかったせいで実がほとんど付いていませんでした。摘めた量では、職場用と自宅用の両方をまかなうことができず、パイは1つしか焼けませんでした。
またあの人が全部持ち帰るのは目に見えていたので、その人がいつも帰る少し前に休憩室へ行って、残りを包み始めました。そこへ本人が入ってきて「あ、誰かあなたの残り物ほしかったの?」と言われました。私は「ううん、この最後の分は自分と夫のために取っておきたくて」と答えました。
相手は少しむっとして「うちの子はハックルベリーを食べたことがないんだ。あの味を経験させてやりたかったのに」と言いました。私は「そうなんですね。来年ご家族で摘みに行くといいですよ」とだけ返して、その場を離れました。
残っていたのは本当に2切れだけです。あの人数で分けたら、一人ひと口あるかどうか。それなのに別の同僚からは「子供たちからその経験を奪うなんて感じが悪い」と言われ、本人もあれ以来そっけない態度です。
追記:どれだけ手間がかかっているのか伝わるように、焼き上がったパイの写真を貼っておきます。みなさんの反応を見て、ちょっと気が楽になりました。
職場のお菓子は人の家族を養うためのものじゃないと思うんですが、私が心の狭いことを言っているだけでしょうか。あの子たちのために焼いたわけじゃないのに。私が間違ってる?
海外の反応
1. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍2,693)
これ以上ないくらい簡単な判定。自分で山に入って摘んできた実で焼いたパイでしょ。最後の2切れを持ち帰って何が悪いの。そんなに食べたい人は自分の足で摘みに行けばいいだけの話じゃない。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍435)
そこまでハックルベリーが食べたいなら、誰かが職場に持ってくるのを待つ側にいちゃダメでしょ。「うちの子は食べたことがない」は気の毒だけど、それは投稿者が背負う話じゃないよ。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍375)
これ。摘んだのも焼いたのも運んだのも投稿者。自分が作ったものの残りを自分で持ち帰るのは、道徳の話ですらない。2切れのパイに対して「子供から体験を奪った」というセリフが出てくること自体がまず異常だと思う。
4. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍1,337)
職場のお菓子は、その場にいる同僚同士で分けるためのもの。残った分は自動的に自分のものだと思い込んでいるのが、そもそも図々しい。子供にどうしても食べさせたいなら自分で買えばいい。値段が高いのは投稿者の責任じゃないでしょ。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信・投稿者は悪くない・👍581)
そう、「来年ご家族で摘みに行けば」という返しが完璧なんだよね。摘む作業自体は誰にでもできるし、家族総出なら人手だって足りている。他人の休日と労力にただ乗りし続ける前提でいるのがおかしい。
6. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍80)
生のハックルベリーを買うと目玉が飛び出る値段になるのは本当。手で摘むしか採る方法がないうえ、クマの大好物なので人間と取り合いになる。今年みたいな不作の年ならなおさら。どうしても子供に味を教えたいなら、ジャムの瓶を1つ買ってトーストに塗ってあげればいいのに。
7. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍784)
「あ、誰かあなたの残り物ほしかったの?」じゃないんだよ。残り物じゃなくてあなたのパイ。よその家の子の食費まで面倒を見るのは投稿者の仕事じゃなくて、彼の給料の役目でしょ。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信・双方ダメ・👍412)
ちょっと待って。数か月ずっと気づいていながら一言も言わず、相手が帰る直前を狙って休憩室で包み始めたんだよね。それ、どう見ても当てつけだよ。言いたいことがあるなら顔を見て言えばよかったし、相手の返しも大人げない。私はどっちもどっちだと思う。
9. 海外の名無しさん(>>7への返信・投稿者は悪くない・👍75)
共有スペースのお菓子を何か月も根こそぎ持ち帰っておいて、焼いた本人が最後の2切れを持ち帰った瞬間だけ被害者の顔になるの、順序がおかしすぎると思う。
10. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍529)
擁護している人がいることに正直びっくりしてる。他人が持ってきたものを断りもなく全部さらっていくのは、相当な図々しさだよ。せめて持ってきた本人に「残り、もらってもいい?」と毎回聞くのが最低ライン。何も言わずに全部というのはない。
11. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍202)
気持ちは分かるんだよ。子供に何かおいしいものを持って帰りたい親心はまっとうだと思う。でもそれは、他人が休日を丸ごと使って山で摘んで焼いたパイでやることじゃないよね。自分の財布でやってほしい。
12. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍41)
残りを持ち帰ったこと自体は何も問題ない。ただ、子供の人数を持ち出して人格を叩くのは違うと思う。論点はそこじゃない。むしろ共有冷蔵庫の中身が毎回消えるのが常態化しているなら、個人でもやもやしていないで上に相談する話だよ。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信・誰も悪くない・👍338)
私もそう思う。前の職場が「残ったら持ち帰りOK」の文化だった可能性もあるよね。実際そういう職場は普通にある。誰も新人にここのやり方を教えていなくて、投稿者も黙って観察していただけ。悪意で動いている人は一人もいないと思う。
14. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍289)
言いづらいんだけど、私はこれ投稿者の方に分があるとは思えない。数か月のあいだ、一度も「持ち帰らないでほしい」と伝えていないんだよね。ルールを知らせないまま観察して、最後に本人の目の前で回収して分からせるというやり方は、かなり意地が悪い。
15. 海外の名無しさん(>>14への返信・投稿者が悪い・👍176)
同感。休憩室のテーブルに置いた時点で、それはもう誰のものでもない共有物になるんだよ。あとから所有権を主張し続けるくらいなら、最初から持ち込まない方がお互いのため。実際、6年続いた気持ちのいい恒例行事が今回で終わったわけでしょ。
16. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍241)
いろんな職場を渡り歩いてきたけど、共用のお菓子を家族のために持ち帰る人には一度も会ったことがない。少なくとも私が見てきた範囲では、あれは職場で食べ切るものという暗黙の了解があった。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信・投稿者は悪くない・👍90)
うちもそう。誰も手を付けなくて傷みそうなときに「これ、もらっていい?」と確認して持ち帰ることはあった。でも出てきた初日に丸ごと消えるなんてことは絶対になかったよ。
18. 海外の名無しさん(>>16への返信・投稿者は悪くない・👍39)
私が家に持って帰ったのは、誰も食べなかった巨大な袋入りのチーズ味ポップコーンと、変わった味のカップケーキくらい。欲しい人がいれば譲るつもりだったし、捨てるくらいならという話。取り合いになるものを持ち帰った記憶はない。
19. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍264)
冷静に考えてみてほしい。「来年ご家族で摘みに行けば」って、正論の顔をしたかなりの嫌味だよ。相手の「子供から体験を奪った」も言い過ぎだけど、投稿者の方も一言多かった。売り言葉に買い言葉で、両方とも大人になり損ねた場面だと思う。
20. 海外の名無しさん(判定保留・👍198)
気になったんだけど、判断するには情報が足りていないよね。本当に毎回全部持ち帰っていたのか、それとも数回だけ目立ったのか。他の同僚と一緒に食べていた可能性もある。何か月も続いているわりに一度も職場で話題に出ていないというのが、逆に引っかかる。
21. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍31)
そもそもその人は、職場に何か持ってきたことがあるのかな。持ち寄りって、持ってくる人がいて初めて成り立つ仕組みだよね。もらう側専門の人が一人いるだけで、みんな持ってくる気をなくす。今回はその見本みたいな話だと思う。
22. 海外の名無しさん(>>21への返信・誰も悪くない・👍167)
私には悪い人が一人も出てこない話に見えるんだよね。珍しいものを子供に食べさせたい親心も、6年続けた恒例を守りたい気持ちも、どっちもごく普通の感覚。ただ2切れは、そもそも分けようがなかった。ぶつかったのは人じゃなくて量の問題だよ。
23. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍147)
みんな見落としているけど、6年間「どうぞご自由に」でやってきた恒例を、今年だけ予告なしで打ち切った形になっているんだよ。今年は不作でこれしか焼けなかったと最初に一言説明していれば、誰も文句を言わなかったはず。黙って回収したから角が立った。
24. 海外の名無しさん(>>23への返信・双方ダメ・👍121)
説明するのが面倒だと思ったなら、職場に持ち込む前に家で2切れ取り分けておけばよかっただけの話だよね。わざわざ休憩室で包み始めるのは、場面の作り方として最悪。結論は投稿者寄りだけど、進め方は褒められたものじゃない。
25. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍51)
休憩室に貼り紙を1枚出しておくのが早いと思う。「ここのお菓子は職場で食べ切るもの。持ち込んだ本人以外は持ち帰らないでください」で終わる話。誰かを名指しせずにルールを共有できるし、次に入ってくる人にも伝わるよ。
まとめ
判定は「投稿者は悪くない」が大多数。自分で山に入って摘んだ実で焼いた、今年たった1つのパイ。その最後の2切れを持ち帰るのに誰の許可もいらない、という声が上位を占めた。職場に置いたお菓子は「その場にいる人で食べ切るもの」であって、家族の分まで持ち帰る前提のものではない——この線引きが何度も繰り返し語られている。
一方で、少数派の指摘も鋭い。何か月も黙って見ていた末に、相手が帰る直前を狙って包み始めたのは当てつけに見える。「今年は不作でこれしか焼けなかったんです」と一言添えていれば、誰も気まずくならずに終わった話でもある。あなたなら、あの最後の2切れをどうしただろう。

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