「不妊治療の先生にかかっていた診療記録なら、ちゃんとある」——母はそう言い切った。それから5年、紙切れ一枚すら出てきていない。28歳の投稿者は「あなたは治療の末にやっと授かった子」と聞かされて育ったが、父方のきょうだいは「うちの家庭が壊れたのは、父があなたのお母さんと不倫して妊娠させたから」と語る。もう一度、母に確かめてもいいのだろうか。
※注:体外受精は、卵子と精子を体外で受精させてから子宮に戻す高度な不妊治療。人工授精はもっと負担の軽い初期段階の治療で、費用も体への負担も桁が違う。記事中の「家庭用のDNA検査」は、唾液を郵送するだけで祖先や血縁関係が分かる、欧米で広く普及しているサービスを指す。
投稿者の相談
私(28歳・女)は物心ついたときから、母に「あなたはお父さんと私が不妊治療の末にようやく授かった子だ」と聞かされて育ちました。両親は私が12歳くらいのときに壮絶な離婚をして、父はその直後、何州も離れた土地へ引っ越して姿を消しました。
5年前、私は父方の異母きょうだい(兄33歳・姉36歳)と連絡を取り直すことにしました。二人は今も父と行き来があります。14歳ごろを最後に接点が切れていたので、まず姉に連絡したのですが、彼女が早々に口にしたのが「うちの母と父が離婚したのは、父があなたのお母さんと不倫して、妊娠させたからだよ」という話でした。
父は昔から平気で嘘をつく人だったので、どうせ父の作り話だろうと思って母に確かめました。ところが、母の反応の方が引っかかったんです。すぐに刺々しくなって「なんであんな人の言うことを信じるの」と。信じてるわけじゃない、ただ話がしたいだけだと言うと、母は「不妊治療の先生にかかっていた診療記録がちゃんとある」と言い切りました。その同じ会話の中で「そもそも、仮に予定外にできた子だったとして何が悪いの?関係ないでしょ」とも言っていました。
それには私も同意しました。母や自分を責めたいわけじゃない、ただ母と父の言い分が正反対だから、本当のことが知りたいだけです。そこで「その診療記録、見せてもらえる?」と頼んだら、母はさらに怒って「私を嘘つき呼ばわりするのか」と。あるって言ったから見たいだけだと説明すると、「探すけど時間がかかる」と言われました。
結局、記録の類は一度も見せてもらっていません。これ以上怒らせるのが怖くて、もう一度頼むことができませんでした。同じ頃、母方の祖母にこの話をしたら「不妊のクリニックで、あの子とお父さんが一緒に撮った写真があるわよ!」と言われました。見せてほしいと頼みましたが、こちらも出てきたことはなく、私も追及しないままです。
もう一度、診療記録か写真を見せてほしいと言いたい。でも母を傷つけたくない。母は人生をかけて、姉と私を誰よりも愛していることを証明してきた人です。それは疑いようがありません。ただ、もし一生分の嘘をつかれていたのなら、私は深く傷つくと思う。同時に、真実が分からないまま一生もやもやし続けるのも嫌なんです。約束された記録が結局出てこなかったことが、年々重くのしかかってきます。
補足すると、数年前に自閉スペクトラム症の診断を受けて母に報告したとき、「実は2歳のときにも同じ診断が出ていた」と打ち明けられました。ずっと黙っていたんです。あれは、知らされていなかったことが確実に意味を持つ嘘でした。
これ以上この件を母に問い詰めるのは、私が間違ってる?
海外の反応
1. 海外の名無しさん(判定保留・👍938)
両方とも本当だった、という可能性はないのかな。お父さんが既婚のままあなたのお母さんと関係を持っていて、そのうえで二人が不妊治療を受けてあなたを授かった。結婚していないからといって、意図して子どもを作ろうとしていなかったことにはならないと思うんだけど。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信・判定保留・👍491)
私の感覚だと、それはかなり無茶な筋書きに思える。既婚者との間に狙って妊娠しようとするだけでも相当なのに、そのうえ不妊治療のフルコースまで一緒にやる?身体的にも精神的にもきついし、時間もお金も削られるし、それ自体が関係をぼろぼろにしかねない類のものだよ。ちょっと想像しづらい。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信・判定保留・👍136)
最初の妊娠が流産で終わっていて、その一件だけは誰にも言わずに伏せてきた、という線もあるよ。二度目でようやく治療に踏み切ったなら、不倫の末にできた子であることと不妊治療を受けたことは普通に両立する。周りが知らないだけで。
4. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍430)
1997年に不倫相手と体外受精をやる、というのはさすがに現実離れしてると思う。当時の成功率は28%未満、費用は1万1千ドル(今の貨幣価値でおよそ2万3千ドル)。しかも成功率が低いから受精卵を複数戻していた時代だよ。日陰の関係でそこまで踏み込む人がどれだけいるか。
5. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍361)
30年前の通院の書類を後生大事に取ってあると、本気で思ってるの?そんなわけないでしょ。出てこないのは隠してるからじゃなくて、単純にもう残っていないからだよ。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信・投稿者が悪い・👍279)
私は体外受精で息子を産んで、その子がもうすぐ7歳になる。今この場で証拠を出せと言われても、出せる自信がない。古いメールを掘り返して病院の患者向けサイトのログインが見つかるかどうか、くらい。それを30年近く前でやれというのは無理がある。身体的にも精神的にもつらい過程だったから、記念に取っておこうなんて発想には一切ならなかった。
7. 海外の名無しさん(>>5への返信・投稿者は悪くない・👍102)
記録の話を最初に持ち出したのは投稿者じゃなくて、お母さんの方だよ。聞かれてもいないのに「記録がある」と自分から言い出して、投稿者はそれを見せてと言っただけ。自分で存在すると言った書類を見せてほしいと頼むのが、どうして投稿者の落ち度になるの。
8. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍217)
「30年前の書類なんて残ってない」で片付けるなら、おばあちゃんの「不妊のクリニックで撮った二人の写真がある」も同じくらいおかしいでしょ。母と祖母が二人そろって、あるはずのない物がある前提で話している。引っかかるのはそこなんだよ。
9. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍69)
お母さんがしてくれたこと全部に感謝しながら、同時に本当のことを知りたいと思うのは、何も矛盾していないよ。愛されてきたからこそ、その土台に嘘があるのかどうかを確かめたくなる。恩を感じている相手には質問してはいけない、なんてルールはない。
10. 海外の名無しさん(判定保留・👍179)
判定は保留しておくけど、ひとつだけ聞かせてほしい。確実に知ることは、あなたにとって本当に割に合うことなの?そこがはっきりしているなら、ここで何を言われようと関係なく動けばいい。逆に自分でも答えが出ていないなら、まずそこを固める方が先だと思う。
11. 海外の名無しさん(判定保留・👍116)
これは他人が決めていいことじゃないと思う。真実を取るか、今の穏やかな関係を取るか。どちらを選んでも必ず何かを失うんだから、外野が「聞け」「やめとけ」と言うのは無責任だよ。この天秤は本人にしかかけられない。
12. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍96)
投稿者が悪い。不妊治療があったかなかったかで、あなたの父親が誰かが変わるわけじゃないでしょ。結局やっているのは、よく分からない理由でお母さんのプライバシーに踏み込むことでしかないよ。
13. 海外の名無しさん(>>12への返信・投稿者は悪くない・👍128)
その「よく分からない理由」が、自分にも不妊の体質が遺伝しているかどうか知りたい、ということだったら?家族の病歴を把握したいだけなのに嘘をつかれ続けるなら、残る手段は遺伝子検査になる。そっちに踏み込んだら、今度はもっと厄介な質問が出てくる可能性だってあるのに。
14. 海外の名無しさん(>>12への返信・投稿者が悪い・👍118)
同意。女として言わせてもらうと、自分の生殖にまつわる選択が自分だけのものじゃないみたいに扱われるのは、かなり惨めな気持ちになる。相手が実の子どもであっても、踏み込んでいい領域とそうでない領域はあるよ。
15. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍110)
細かいことを言うようで気が引けるんだけど、不妊治療イコール体外受精とは限らないからね。もっと負担の軽い人工授精から始めるのが普通で、そこで授かる人もたくさんいる。あと、クリニックでの取り違えが後から発覚した例は各地であって、中には担当医が自分の精子を使っていたという事件まで起きている。もし家庭用のDNA検査を一度もやっていないなら、お母さんの話が本当だった場合ですら、生物学上の父親が別人という可能性はゼロじゃない。低いけど、ゼロではない。
16. 海外の名無しさん(誰も悪くない・👍68)
お母さんは、あなたに「自分は予定外にできた子だ」と一度も思わせたくなかっただけなんじゃないかな。嘘をつく側にも、守ろうとしたものがあることはあるよ。少なくとも私は責める気になれない。
17. 海外の名無しさん(>>16への返信・誰も悪くない・👍40)
そう思う。あれだけ大事にしてきた子には、少しでもやわらかい方の真実を渡しておきたかったんだと思う。誰かを騙して自分が得をしようとした嘘とは、種類が違う気がするな。
18. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍56)
投稿者が悪いに一票。お母さんがそこまで自分を愛してくれていると、あなた自身が書いているのに、どうしてそこまでこだわるの。今ある関係の方がよっぽど価値があると思うけど。
19. 海外の名無しさん(>>18への返信・投稿者は悪くない・👍147)
親族の何人かはもう知っていて、本人だけが知らされていない状況だよ。自分のことなんだから、真実に触れる権利くらいあるでしょ。しかも投稿者はもう12歳じゃない、28歳の大人だよ。
20. 海外の名無しさん(>>18への返信・投稿者は悪くない・👍115)
不妊が家系のものなら、これはすごく意味のある質問だよ。投稿者自身が将来子どもを望んだときに、同じ苦労をする可能性があるかどうかは知っておきたいはず。むしろ「自分の遺伝的な情報を把握しておきたいから」という角度で頼んだ方が、お母さんも口を開きやすいと思う。
21. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍88)
全員がどちらか一方を悪者にしているけど、正直どっちもよくないと思う。お母さんは聞かれてもいないのに「記録がある」と自分から言い出して、5年間出さなかった。それは不誠実だよ。でも投稿者も、怖いからと一度も再確認しないまま5年抱え込んで、いまさら証拠を出せという形に持っていっている。最初の一週間で「見せてくれるって言ったよね」と普通に聞いていれば、ここまでこじれていないよ。
22. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍35)
投稿者が悪い。お母さんの診療記録を見る権利はあなたにはないし、あなたが書いた内容を読む限り、不妊治療で授かった子ではないことはもうほぼ明らかでしょ。お母さんは、父親との関係の始まりに不貞があったことを認めたくないだけだと思う。もう渡す気がないと態度で示しているのに、これ以上押すのは違う。お母さんも人間で、誇れないことをしたというだけの話だよ。それを確かめて、あなたの生活の何が良くなるの。
23. 海外の名無しさん(>>22への返信・判定保留・👍111)
投稿者はもう答えが分かっていて、それを受け入れたくないだけだと思う。もう一度聞いたら何が起きる?また激高されるか、また「そのうち出す」と期待だけ持たされるか、あるいは無関係の受診時の写真を「ほら、これ」と出されるか。露骨に取り繕われた証拠を見せられて、それを信じることにする自分に耐えられる?そこは自分に正直になった方がいい。
24. 海外の名無しさん(誰も悪くない・👍34)
異母姉の方が間違った話を吹き込まれている可能性は考えた?姉のお母さんが娘に対して都合よく語っていたのかもしれないし、お父さんが両方の女性に別々の嘘をついていたのかもしれない。生まれてからずっと知っている自分の母親の方を、なぜ先に疑うんだろう。全部の真実にたどり着ける見込みは、正直あまり高くないと思う。
25. 海外の名無しさん(判定保留・👍100)
判定の前に確認したいんだけど、二人が結婚した日から逆算するのは無理なの?婚姻の記録は公的に残るものだし、お母さんの話が本当なら、あなたが生まれるより少なくとも1年半は前になっているはずだよ。そこがずれていたら、診療記録を見るまでもない。
まとめ
判定は真っ二つに割れた。「自分から記録があると言い出したのは母の方で、それを見せてと頼むのは責められることじゃない」という擁護に対し、「30年前の通院記録なんて誰も残していない。母の診療記録を見る権利は子どもにはない」という反論も同じくらいの支持を集めている。さらに「不倫と不妊治療は両立しうる」「1997年の体外受精は成功率28%未満、費用1万1千ドル。日陰の関係でそこまでやるだろうか」と、事実関係そのものを検証しにいくコメントが上位を占めたのも印象的だった。
母を守りたい気持ちと、自分の出自を知りたい気持ち。どちらも本物で、どちらを選んでも何かを失う。あなたが投稿者の立場なら、もう一度尋ねますか。それとも、この5年と同じように黙ったままにしますか。

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