「私たちが部屋を見ている間、二人で町を回ってきたら?」——そう提案しただけで、義母は泣きじゃくりながら抱きついてきた。結婚して6年、夫婦がずっと通い続けてきた海沿いの小さな町。その移住話を打ち明けた日から、義母は「神様がそこへ行きなさいと言っている」と繰り返すようになった。海外の判定は?
※注:アメリカの「町(タウン)」は人口数千〜数万規模の自治体を指すことが多く、日本の市よりずっと小さい。同じ町に住めば、スーパーも通りも病院も同じで、顔を合わせずに暮らすのはかなり難しい。
※注:アメリカでは成人した子の近くに親が引っ越してくること自体は珍しくなく、助け合いの形として受け止められることも多い。ただし距離の取り方は家庭ごとの力関係次第。
※注:信仰が生活の中心にある家庭では、住む場所のような大きな決断を「神の導き」として語ることがある。
投稿者の相談
夫(30歳)と私(30歳)は数年前にA州へ引っ越した。その少しあとに、夫の両親も同じ州へ越してきた。やがて二人とも在宅勤務になり、「私たちは本当はどこで暮らしたいのか」を真剣に話すようになった。
結婚して6年、ずっと夢見てきた場所がある。海沿いの小さな町——仮にビーチタウンと呼ぶ。何年も休暇のたびに通い、新婚旅行もそこだった。二人とも心から好きな町だ。
去年、義理の両親に「本気で移住を考えている」と伝えた。するとその同じ会話の中で、義母が「神様が、私たちもそこへ行きなさいと言っている」と宣言した。二人はその町に一度も行ったことがなかった。
とりあえず受け入れて、みんなでビーチタウンへ部屋を見に行った。その旅行は異様だった。義理の両親は自分たちの予定をまったく立てず、私たちが行く先々に付いてくる。「部屋を見ている数時間、二人で町を回ってきたら」と提案したら、義母は泣きじゃくり、置いていかれる子どものように抱きついてきた。
息が詰まる旅だった。二人はほとんど何も話さず、幽霊のように私たちの後ろを歩くだけ。楽しもうとする気配もなかった。帰り道、夫と私の結論は同じだった。「この人たちと一緒にあの町へ行くのは、絶対に無理だ」
それで私たちは地元の州へ戻った。二人もついてきた。ただ地元には夫のきょうだいが5人近くに住んでいるので、圧力が私たちだけに集中しない分はマシだと思った。
数週間前、夫のきょうだいの一人に「ビーチタウンはまだ諦めていない」と個人的に打ち明けた。義理の両親には言っていない。
数日後、義母が唐突に聞いてきた。「あなたたち、今の部屋の契約が切れたらビーチタウンに引っ越すつもりなの?」 そして、こう続けた。「私たちは6年前からあそこに住みたいと思っていたのよ。ずっとそういう計画だった」
怒りで部屋を出て、トイレで吐いた。
背景を補足すると、義父は30年近く浮気を繰り返している。義母は自分の人生の代わりに、私たちの人生を生きているのではないか——そう思うことがある。確かめようはない。ただ義母は私たちの計画をよく真似るし、義父はまったく無関心で、ただ黙って従っているように見える。
「もし私たちがあの町へ移るとしても、それに合わせて計画を立てるのはやめてほしい」とは伝えた。返ってきたのは「ついていくわけじゃない。神様に従っているだけ」。6年抱えてきた夢を横取りされた上に、それは神様の意思だと言われる。よけいに腹が立った。
あの町が私たちのものではないことは分かっている。どこに住むかを指図する権利もない。ただ少し距離がほしいだけだ。そしてもう二度と、誰かの生活を根こそぎ動かした責任を背負いたくない。
追記:夫とは完全に同じ気持ちで、いざとなれば夫が両親と話す用意もある。厄介なのは、義母がこの話を持ち出すのはたいてい夫がいない場面で、女同士のときだということ。だからその場で自分の口から言えたらどんなに楽か、と考えてしまう。
追記:A州にいたころ、家に押しかけられたことは一度もない。会うのは1〜2週間に一度くらいで、境界線は保てていたと思う。ただ会えば必ず「全然会えない」と嘆かれ、帰り際には毎回泣かれた。近所に住んでいたのに、だ。
面と向かって「一緒に来ないでほしい」と伝えるつもりでいる。泣かれるのは目に見えている。それでも言ったら、私が間違ってる?
海外の反応
1. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍1,778)
正直に言うと、この義母さんはちょっと普通じゃない。で、私の中の意地悪な部分はこう囁いてる。「まったく別の町に引っ越すことにした」と宣言しておいて、本命の町に黙って引っ越せばいいじゃないかって。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍835)
やるなら徹底的にやってほしい。正反対の方角にある遠い町で民泊を借りて、不動産屋にお金を払って内見の芝居をしてもらう。個人売買ということにして、義理の両親も連れて回る。引き渡し日(家の購入手続きが終わる日)を発表して、荷物まで運び込む。そのまま念願のヨーロッパ旅行に長期で出て、戻ってきたら義理の両親はもうその町に落ち着いている。そこでこう告げるんだ。「最後の最後に、神様が元の計画に戻れとおっしゃったので」
3. 海外の名無しさん(>>1への返信・双方ダメ・👍612)
読んでいて笑ったけど、本気でやったら地獄だと思う。嘘で作った距離は、その後ずっと嘘で維持し続けるしかない。そもそも6年間、義母に一度もはっきり言えていないのがこの話の本体でしょ。芝居を考える時間があるなら、その30分で言うべきことを言った方が早い。
4. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍927)
タイトルだけ読んだ時点では「あなたはビーチタウンの女王じゃない」と書き込むつもりだった。でも本文を読み進めて考えが変わった。私は基本的にお年寄りには甘いし、家族は何より大事だと思っている。そのうえで言うけど、この義母さんのことはもううんざりだ。知り合ってまだ90秒なのに。
5. 海外の名無しさん(>>4への返信・投稿者が悪い・👍341)
私は最初の直感の方が正しかったと思う。何年も休暇で通ったからといって、その町が自分たちのものになるわけじゃない。義理の両親に頼もうとしているのは要するに「その町に住むな」で、それは他人が住む場所を決めようとする行為だよ。距離がほしいのは分かる。でも欲しいのは距離であって、町の所有権じゃないはず。
6. 海外の名無しさん(>>4への返信・投稿者は悪くない・👍446)
移るなら高床式の家がいい。しかも階段は折りたたみ式で、必要なときだけ下ろす方式。冗談みたいだけど、海沿いの町は高潮対策で床を上げた家が本当に多くて、玄関まで階段が15段なんてざらにある。膝には来るよ。
7. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍527)
まずやるべきことは一つだけ。義理の両親に予定を話すのをやめること。今のところ、あなたたちが口にしたことがそのまま向こうの計画になってる。これは会話じゃなくて中継だよ。
8. 海外の名無しさん(>>7への返信・双方ダメ・👍198)
言いにくいけど、去年「本気で移住を考えている」と先に打ち明けたのは投稿者側だよね。自分から材料を渡しておいて、動かれてから「ついてくるな」というのは筋が通らない。義母の反応が異常なのは同意するけど、こちら側も脇が甘い。情報は渡した瞬間に相手のものになる。
9. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍236)
現実的なことを言うと、住所はいずれ必ず割れる。だから引っ越し先は事後報告でいい。荷物を運び終えて、生活が落ち着いてから「ここに住んでます」と伝える。それだけで、計画段階に割り込まれることは無くなるよ。
10. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍375)
そう感じること自体はまったく正当。ただ、これは本来あなたの仕事じゃない。夫が自分の親と、特に母親と、逃げずに話をつけるべき案件だと思う。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信・投稿者は悪くない・👍204)
しかも濁さずに言うこと。「同じ町には住んでほしくない。それでも来るなら、会う回数は今よりずっと減らす」まで言い切る。優しさのつもりで表現を丸めると、向こうには「まだ交渉の余地がある」としか伝わらない。
12. 海外の名無しさん(>>10への返信・投稿者が悪い・👍187)
角度を変えて見ると、「夫がいない場面で自分の口から言いたい」という発想がいちばん危ない。嫁が言った瞬間、この先10年は「あの子が息子を連れて行った」という筋書きに固定される。言いたい気持ちを飲み込んで夫の口から言わせるのも、この件では立派な仕事のうちだよ。
13. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍202)
「泣かれるのは分かってる」って、泣かせておけばいいでしょ。優しい言い方をすることはできるけど、はっきりした言葉は必要。6年くすぶらせてきたものは、何もしなければそのまま10年目に持ち越されるだけだよ。
14. 海外の名無しさん(誰も悪くない・👍168)
泣くこと自体は責められることじゃないと思う。悲しいときに泣くのは、多くの人にとって普通の処理の仕方だから。ただ、他人の涙にまで責任を負う義務は誰にもない。この話、悪人がいるというより、全員が肝心なことを言葉にしてこなかっただけに見える。
15. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍180)
涙は武器として振るわれることが多い。泣かれた側が話を打ち切って譲る、という流れが一度できると、それが家庭内の交渉手段として定着する。そういうものだと理解しておくと、自分の言い分を通すのがぐっと楽になるよ。
16. 海外の名無しさん(>>15への返信・誰も悪くない・👍152)
30年浮気され続けてきた人が、たぶん一番近かった子どもが遠くへ行こうとしていると知って泣いている。これを最初から操作だと決めつけるのは早いと思う。距離が必要なのは間違いないけど、この話に悪人はいない。義母には義母の地獄がある。
17. 海外の名無しさん(>>15への返信・投稿者は悪くない・👍128)
本人にその意図があるかはさておき、現に効いてるよね。効いていないなら、相談文にわざわざ「泣かれるのは分かってる」なんて先回りして書かない。効くと分かっているから、言い出す前から怯んでるんでしょ。
18. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍110)
私ならこう言う。「神様は、私たちが行く先々にあなたたちを導いているみたいですね」。食い下がられたら続けてこう。「どこに住むかを指図するつもりはありません。ただ、この引っ越しは二人だけの冒険にしたいんです。新しい友達を作って、二人の思い出を作りたい。だから神様に呼ばれて来られるとしても、こちらは月に一度の夕食くらいで、あとはそれぞれの生活でいきます」。そして、にっこり笑って軽やかに立ち去る。
19. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍96)
冷静に考えてみてほしい。義母は大人で、どこに住むかは本人の権利。そこを動かそうとするのはもうやめた方がいい。この6年、境界線を引くのが嫌で夢を先送りにしてきたのはあなたたち自身だよ。部屋探しの旅行のときだって、誰一人「今日の午後は二人だけで動きます」と言っていない。夫も、泣き出した母親に何も言わなかった。夢を横取りされたんじゃなくて、追いかけなかったんだ。鏡を見たくないから、怒りの矛先を義母に向けているように見える。
20. 海外の名無しさん(>>19への返信・投稿者は悪くない・👍71)
言いたいことは分かるけど、「引かなかった」と「引けなかった」は分けて考える必要がある。部屋を見る数時間の別行動を提案しただけで号泣して抱きつかれる相手だよ。線を引こうとするたびに感情で潰される家では、線を引く行為そのものが大仕事になる。責任配分としては厳しすぎると思う。
21. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍84)
この話の中で、夫はどこにいるの? 文章はずっと「私たち」で進むのに、彼が実際に何を言ったのかは一行も書かれていない。同意しているのは分かった。でも同意は行動じゃない。彼の母親なんだから、「お母さん、僕たちは息が詰まってる。ついてこないでほしい」と言うのは彼の役目だよ。悪者役を自分で引き受けないこと。彼がそれをやらないなら、これは義母の問題じゃなくて夫の問題になる。
22. 海外の名無しさん(>>21への返信・判定保留・👍58)
そこも気になるけど、私はもっと手前が知りたい。義母は実際に物件を見に行ったり、契約に向けて動いたりしているの? 6年住みたいと言い続けて一度も足を運んでいないなら、口で言っているだけの可能性もある。それなら先回りして揉める必要はない。動いている証拠があるかどうかで、話がまるで変わる。
23. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍67)
誰にだって自分の人生を試す権利がある。「私たちは自分たちのために引っ越します。私たちを理由にビーチタウンへ来るのはやめてください」。そう伝えて、あとは情報を絞る。新しい住所は落ち着いてから伝えればいいし、しばらく予定の話はしない。泣かれても、それはあなたが管理する問題じゃない。
24. 海外の名無しさん(>>23への返信・投稿者が悪い・👍52)
気になったんだけど、「神様に従ってるだけ」を鼻で笑う空気が引っかかる。信仰が生活の中心にある家では、住む町を祈って決めるのは特別なことじゃない。義母の動機を疑うのは自由だし、後ろめたさの言い訳に使っている可能性もある。でも、そこを笑い話の種にしている限り、この人たちとまともな話し合いにはならないと思う。
25. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍46)
結局、あなたが欲しいのは義母から切り離された自分の生活だよね。町を独り占めしたいわけじゃなくて、日曜の朝に誰にも見つからずにパン屋まで歩きたいだけでしょ。それを望むのは、少しも悪いことじゃないよ。
まとめ
判定は「投稿者は悪くない」が大勢を占めた。ただ、その多くが同時に釘を刺している——言うべきなのは妻ではなく夫だ、と。彼の母親であり、彼が育った家の話であり、嫁が先に口を開けば、この先何年も「あの子が息子を連れて行った」という筋書きにされてしまう。一方で「町は誰のものでもない」「泣かれるのが嫌で6年も夢を先送りにしてきたのは夫婦の側」という厳しい指摘も残った。
先回りされたとき、あなたなら面と向かって「来ないでほしい」と言えるだろうか。それとも黙って荷物をまとめて、住所は落ち着いてから知らせるだろうか。

コメント
駆除対象やん
おらんもんに従う化け物
もはや生きる価値すらない