「お父様の年金は、もう存在しません」——退職金の手続きに訪れた窓口で告げられたのは、母親が10年前にこっそり組んだ学生ローンの精算に、父の老後資金が丸ごと充てられていたという事実だった。「その返済を私が肩代わりすべき?」と問う31歳の息子に、海外の判定は割れている。
※注:投稿者はフィリピン在住。フィリピンでは公的年金機構を通じて「先に学び、働いてから返す」方式の学生ローンを組むことができ、未返済のまま放置すると年金や退職金から強制的に差し引かれる。本文に出てくる約3,000ドル(約45万円)は、最低賃金が日給約12ドルという現地の感覚では年収の半分を超える大金。
投稿者の相談
私は31歳の男。フィリピンで両親(58歳の母と56歳の父)、祖父母と一緒に暮らしてきて、最近ようやく実家を出た。その矢先に、金銭面の爆弾が落ちてきた。
母は元銀行の窓口係で、ローンの未払いが原因で解雇された人だ。父の収入は最低賃金以下なのに、給与カードごと母にすべて任せきり。子どもの頃は借金取りからの電話が怖くて、受話器を取れなかった。母は「子どもは給料を全部親に渡すもの」という昔ながらの考えで、私を他所の子と比べてばかり。商売を何度も失敗しては「ローンで死んだ人はいない」が口癖で、今も売れ残りの在庫を実家の1階に山積みにしながら、新しい借金を重ねている。
高校時代、母は私の教科書代を払えず、解答が修正テープで雑に隠された中古の教科書を借りてきた。そのせいで私はカンニングを疑われ、みんなの前で恥をかいた。大学の学費は、母が公的年金機構の「先に学んで後で払う」学生ローンを父名義で勝手に組んでいた。卒業時に「あのローンはどうなってるの」と確認したら、「父さんの給料から払ってるから大丈夫」と言われた。
就職後、給料を全額渡すのは拒否して、月16ドル(約2,400円)だけ渡すことにしたが、「足りない」と責められ続けた。そのお金もほとんど母の好きな食べ物に消えていた。「薬代を貸して」と泣きつかれて渡したお金が、出前に化けていたこともある。以来、母を信用するのをやめて、生活費は祖父母に直接渡すようにしている。私が実家に顔を出すと、母はこれ見よがしに薬を飲んで、ため息をついてみせる。
そして先日、父がリストラされた。退職金と年金を受け取りに行ったら、窓口で「年金は存在しません」と告げられた。10年前のあの学生ローンの返済に、老後資金が丸ごと差し押さえられていたんだ。
両親はこの事実を10年間隠していた。細々と返済はしていたらしいが、利息のせいで残高は約3,270ドルから約2,936ドル(約45万円)にしか減っていない。ほぼ借りた当時のままだ。それを今になって「払ってほしい」と言ってきた。私は断った。父のことは気の毒だと思う。でも父は、何十年も母を野放しにしてきた側だ。母の選択のせいで安定とは無縁の子ども時代を過ごし、ようやく貯金で自分の人生を立て直し始めたのに、その半分を10年分の嘘の後始末に差し出せと言われている。祖父母は「両親を監視しなかったお前が悪い」と、なぜか私に怒っている。
私が間違ってる?
海外の反応
1. 海外の名無しさん(判定保留・👍1,394)
金額をドルで書かれると、正直ピンとこないんだよね。アメリカの感覚だと3,000ドルの借金なんて大した額じゃない。うちは中の下の家庭だけど、1年あれば完済できる。住んでる国でこの金額の重さが全然違うから、そこが分からないと判定しづらい。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信・判定保留・👍1,054)
投稿者はフィリピンの人みたいだよ。3,000ドルは約18万ペソで、向こうの平均月収は400ドルくらいらしい。つまり感覚的には平均収入の7〜8か月分。アメリカ人の言う3,000ドルとはまったく別物だね。
3. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍189)
同意。投稿者が現地の給与水準を書いてくれたら、この依頼がどれだけ重いか皆に伝わると思う。ただ、本文を読む限り相当な負担なのは間違いなさそうだから、私は「投稿者は悪くない」に一票。
4. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍86)
フィリピンの賃金事情はこの話の核心だよ。最低賃金が日給12ドルの国での3,000ドルは、下手したら数年分の貯金。母親の借金のせいで不安定な子ども時代を過ごし、身に覚えのないカンニング疑惑で吊るし上げられ、10年放置されたローンで父親の年金まで消えた。やっと自分の人生を立て直してる人に「貯金の半分をよこせ」はない。あと、祖父母の「親を監視しなかったお前が悪い」は完全に筋違い。投稿者は31歳の息子であって、両親の財務監査役じゃない。
5. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍411)
10年も借金を隠してた上に、これまでも散々あなたを財布代わりにしてきた人たちだよね。自分が作ってない、しかも嘘の上に積み上がった問題の尻拭いをする義務はない。お父さんは気の毒だけど、今回払ったところでパターンは変わらない。むしろ繰り返されるだけだと思う。
6. 海外の名無しさん(>>5への返信・投稿者が悪い・👍15)
でもさ、その借金って投稿者の大学費用なんでしょ。卒業して10年も働いてたのに、返済には一切関わってこなかったわけで。母親の金銭感覚が終わってるのは事実としても、家族は投稿者の教育と住まいをずっと支えてきた。30代まで実家にいたんだし、ここは助けるべきだと思うけどね。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信・投稿者は悪くない・👍238)
「あなたは払わなくていい、こっちで払ってるから」と言ったのは母親本人だよ。投稿者は卒業時にちゃんと確認して、嘘の答えを返された側。自分から返済に加わろうとした人に「関わらなかった」は、さすがに酷じゃない?
8. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍152)
このローンはあなたの教育のためのものだったんだよね?そこが話をややこしくしてる。ご両親があなたを盛大に騙したのは明らかだけど、ツケは親に残って、恩恵(学歴)はあなたに残ってる。だから双方ダメ判定。親は正直であるべきだったし、あなたも自分の教育費くらいは払うべきだと思う。
9. 海外の名無しさん(>>8への返信・双方ダメ・👍23)
これなんだよな。「親が子の教育費を出す」という伝統の恩恵は受けておいて、「子が大人になったら親を支える」という伝統は拒否する。文化のいいとこ取りに見えなくもないんだよね。
10. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍17)
仮に払うことにしたとしても、絶対に母親に現金を渡しちゃダメだよ。貸し手の窓口に直接、自分の手で払うこと。残高の証明書も必ず取ること。「薬代」が出前に化けた前科のある人だよ?お金にラベルを貼っても、あの手の人の手元では全部「自由に使えるお金」になる。
11. 海外の名無しさん(判定保留・👍78)
ひとつ聞きたい。もし両親が最初から「学費は出せない」と正直に言ってたら、あなたはどうしてた?奨学金とか、もっと条件のいい選択肢があったのに母親の口約束のせいで選べなかったなら、払わなくていい。でもどのみちこのローンを組むしかなかったのなら、結局はあなたの教育のための借金だよ。元本分までは払って、きれいに手を引いて、代わりに毎月の仕送りを止める。それが一番すっきりした終わり方じゃないかな。
12. 海外の名無しさん(>>11への返信・投稿者は悪くない・👍645)
論点はそこじゃないと思う。問題は3,000ドルという金額じゃなくて、10年間の嘘。卒業時に確認までしたのに「大丈夫、払ってる」と言われ続けて、父親の年金が消えた段階で初めて真実を知らされた。この経緯で「でも君のローンだから」は通らないでしょ。
13. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍31)
18万ペソは「たった3,000ドル」じゃない。それで老後をしのぐはずだった人がいる金額だよ。しかも10年隠した上に、「あなたは払わなくていい」と言ったのは向こう。母親には金銭管理能力が完全に欠けてるし、それを知りながら給与カードごと全部任せてた父親にも責任がある。お金は手元に置いときな。渡したところで、本当に返済に使われる保証すらないんだから。
14. 海外の名無しさん(判定保留・👍60)
気になるのはむしろ今後のこと。フィリピンは家族の絆と親孝行の文化がすごく強いよね。払わないことで「親不孝者」の烙印を押されて、親戚づきあいや仕事に響いたりしない?個人主義の欧米感覚ならあなたは悪くないけど、現地の感覚で答えてくれる場所でも聞いてみた方がいいと思う。
15. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍22)
子どもは親の借金に責任を負わない。これが大原則。それに一度払ったら最後、「今回だけ」が次から次へと、永遠に続くことになるよ。あなたのお母さんのようなタイプは特にね。
16. 海外の名無しさん(>>14への返信・誰も悪くない・👍54)
アジア系の家庭で育った身として言うと、これは善悪というより価値観の断絶なんだよね。親世代は「家族の財布はひとつ」という世界で生きてきて、投稿者は「個人の人生は個人のもの」という世界で生きてる。お互い、自分の世界の中では筋が通ってるから、どちらか一方を悪人と言い切れない部分はあると思う。嘘を擁護する気はないけどね。
17. 海外の名無しさん(投稿者が悪い・👍478)
叩かれるの覚悟で言うけど、私は投稿者が悪いと思う。最低賃金以下の収入で息子を大学まで出した親だよ。やり方は最悪だったけど、その教育のおかげで今のあなたの稼ぎがある。父親は人生の最後に退職金も年金も失った。それを横で見ながら「僕の貯金は僕のもの」を貫けるなら、それはもう家族と呼べる関係じゃなくない?
18. 海外の名無しさん(>>17への返信・投稿者は悪くない・👍196)
「自分に火をつけて他人を暖めることはできない」という言葉を贈るよ。投稿者はこれまでも祖父母の生活費を直接払ってきてる。見捨ててなんかいない。無限の自己犠牲を断っただけで冷たい人間扱いされる方がおかしい。支援するなら月の上限額を決めて、そこから先は心の外に置くべきだよ。
19. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍17)
10年間隠し続けて、ツケが回ってきた瞬間にだけ泣きついてくる。都合が良すぎるんだよ。それと、大の大人2人を「監視」するのは子どもの仕事じゃない。祖父母の言い分は丸ごと無視していい。
20. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍17)
これは「困ってる家族を助ける」話じゃないよ。10年間の現実逃避が招いた緊急事態の、リセットボタンを押させられそうになってるだけ。あなたは銀行じゃないし、人生のやり直し装置でもない。家族を大事に思うことと、その尻拭いをお金で引き受けることは、まったくの別物。
21. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍10)
ざっくり計算すると、最低賃金が日給12ドルの国の3,000ドルは、感覚的には年収の3分の2くらい。母親が嘘をついていたのは論外として、あなたの教育に使われたお金なのも事実。だから「家族から10年間の無利子ローンを借りていた」と考えて、卒業時に払うはずだった額を毎月、母親の手が届かない形で返していくのはどうかな。自分を破産させず、「家族を切り捨てた」と言われることもない落とし所だと思う。
22. 海外の名無しさん(>>21への返信・投稿者は悪くない・👍164)
発想は綺麗だけど、この家には「母親の手が届かない口座」が何十年も存在しなかったんだよ?父親の給与カードすら握られてたのに。仕組みで解決できる相手なら、そもそもこんなことになってない。
23. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍31)
あなたは聞いた。母親は嘘をついた。それが全てだよ。逆に提案だけど、これまで母親に貸して返ってこなかったお金を全部リストアップして、家族の前で「この分は全部チャラにしてあげる。これで貸し借りなしね」と宣言してやればいい。
24. 海外の名無しさん(>>23への返信・投稿者は悪くない・👍88)
これ、祖父母の前でやるのが一番効くと思う。「監視しなかったお前が悪い」と言ってる人たちは、娘が孫からいくら借りて返していないか、たぶん知らないから。事実を並べるだけで景色が変わるよ。
25. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍12)
あなたは子どもであって、親の保護者じゃない。今回のことは何ひとつあなたのせいじゃないし、ここでローンを払えば「最後は息子が何とかしてくれる」という成功体験を母親に与えるだけ。線を引くなら今だよ。
まとめ
判定は「投稿者は悪くない」が多数派。卒業時に確認したのに「払っている」と嘘をつかれ、10年後に父の年金消滅という形で発覚した経緯が決定打となり、「親の借金は子の責任ではない」「今払えば『最後は息子が何とかしてくれる』という成功体験を与えるだけ」という声が並んだ。
一方で「ローンの恩恵を受けたのは投稿者自身」という双方ダメ派や、「最低賃金以下の収入で息子を大学に出した親を見捨てるのか」という反対派も無視できない数いた。嘘をついた親への返済義務はないのか、それとも教育を受けた以上は払うべきなのか。あなたが同じ立場なら、貯金から45万円を差し出しますか?


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