「1,200ドルのケーキの味は、しないな」——5年前の父の日、妻が子どもたちと焼いたケーキを一口食べた夫は、皿を押しやってそう言った。妻は泣いて席を立った。そして今年のハロウィン、家族でクッキーを飾りつけるはずの夜に、妻は「あの日のつらい記憶がよみがえる」と言って輪に入らなかった。「過去はもう手放すべきだ」と言う夫は間違っているのか。海外の判定は?
※注:1,200ドルは日本円でおよそ18万円。投稿者の説明では、自動車保険の都合で、妻は投稿者の車を運転しないことになっていた(詳しい事情は書かれていない)。「ハロウィン用のクッキー」は、おばけなどの形に型抜きして焼き、飾りつけて楽しむお菓子のこと。
投稿者の相談
少し長くなります。今日の出来事が、5年前の出来事につながっていく話です。
まず、今日のこと。ハロウィン用のクッキーを子どもたちと飾りつける件で、妻と大げんかになりました。ここ数年、「家族みんなでやろう」と約束しているのに、私が仕事から帰ると、妻が子どもたちともう済ませてしまっているんです。そのたびに「子どもたちが待てなかった。せがまれ続けて、手に負えなかった」と言われてきました。
そこで今年は有給を使って仕事を早めに切り上げ、クッキーの材料とピザを買って帰りました。夕食と、食後のお楽しみを用意して、みんなを驚かせたわけです。
ところが妻は不機嫌そうでした。夕食のあと、クッキーの生地を2枚だけ型抜きすると「あとはあなたたちでやって」と言って、席を外してしまいました。クッキーが焼き上がって冷めても、飾りつけには戻ってきません。どうしたのかと何度も聞きましたが、「もういいから、放っておいて」と言われるだけでした。
子どもたちが寝たあとで、あらためて問いただしました。すると妻は「あなたと一緒にお菓子を焼くと、5年前の父の日のつらい記憶がよみがえる」と言うのです。
ここからは、その5年前の父の日の話です。当時の私はダブルシフト(1日に2勤務ぶん続けて働くこと)が続いていて、父の日も仕事でした。その父の日を前に、妻は「子どもたちと一緒に、あなたにケーキを焼きたい」と言ってくれました。私は「気持ちはうれしいけど、ダイエット中だからケーキは要らない」と答えました。望みは、朝ゆっくり寝ること、片づいた家に帰ってくること、自分でステーキを焼くこと、それから映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を観ること。それだけだと伝え、妻も了承しました。
ところが父の日の朝、妻は私を早くに起こして、こう言いました。子どもたちを連れて、私の新車で店へ買い物に行った。店の中にいるあいだに、誰かに車の後ろをぶつけられた、と。買ってまだ2週間の車です。バンパーは大破していました。
私は腹を立てました。保険の都合で、妻はその車を運転しないことになっていたからです。妻の説明は「自分の車だと、途中でガソリンを入れに寄らないといけないのが嫌だった。それに、要らないと言われていたけど、ケーキであなたを驚かせたかった」というものでした。
私は修理の見積もりを取るために、予定より2時間早く家を出ました。いちばん安いところで1,200ドル。妻からは謝罪のメッセージが何通も届きましたが、なぜ怒っているのかを説明した以外は、ほとんど相手にしませんでした。
その日の勤務は予定より2時間延びました。気持ちを落ち着けたくて、遠回りして帰りました。家に着くと、出かけたときより散らかっていて、流しは食器の山です。妻は、私が料理しなくて済むようにと夕食を作ってくれていました。ただ、私の帰りが遅くなったので、ステーキは保温中のオーブンに4時間入ったままになり、すっかり焼きすぎになっていました。ほとんどは犬にやりました。
そのあと妻がケーキを持ってきました。要らないと言いましたが、「子どもたちも手伝ったんだから」と勧められました。焼きすぎたチョコレートケーキに、チョコレートのアイシング。私の好みではありません。一口食べたところで「どう?」と聞かれ、私は皿を押しやって言いました。「1,200ドルのケーキの味は、しないな」。妻は泣きながらその場を離れました。
話を今日に戻します。私は妻に「過去のことはもう手放して、前に進むべきだ。そのせいで、子どもたちとの思い出づくりまでできなくなっている」と言いました。妻の答えはこうです。「あなたが謝って、私がどんな気持ちになったかを本当に認めてくれたら、いつかは乗り越えられるかもしれない。それまでは、私の気持ちをそのまま受け入れてほしい」。
ケーキのことで妻を泣かせた私が、間違っているのでしょうか?
なお、投稿者はコメント欄でこう認めている。「公平に言えば、1,200ドルのケーキ発言は自分がひどかった。ただ、あのときは疲れ果てていて、気を回す余裕がなかった。言い訳にはならないが、自分も人間だ」
海外の反応
1. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍582)
悪かったのは「1,200ドルのケーキ」発言だけ。それ以外は投稿者は悪くないよ。ただ、奥さんへの話の持っていき方は考え直したほうがいい。何年も引きずっているのには明らかに何か理由があるわけで、「過去は手放せ」では解決にならない。根気よく、やさしく、本当は何が引っかかっているのかを掘り下げて話し合ってみて。
2. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者が悪い・👍290)
投稿者はコメント欄で「自分も人間だ」と書いていたけど、人間なら、そういうことは謝るものだよ。
3. 海外の名無しさん(>>2への返信・判定保留・👍15)
で、実際に謝ったの? あの一言で彼女がどんな気持ちになったか、認めた? それは最低限やるべきことだし、彼女が求めているのは文字どおりそれだけでしょう。あの発言について、なぜ謝らないの?
4. 海外の名無しさん(>>1への返信・投稿者は悪くない・👍51)
あの一言がひどかったと言うなら、奥さんのほうがよっぽどひどいよ。投稿者が望んだことを、ほぼ全部ひっくり返したんだから。わざわざあの日を台無しにしにいったようにすら見える。車の件だって、ただ「触るな」と言われていただけじゃなく、保険というちゃんとした理由があった。もっと大きな事故だったら、1,200ドルどころじゃ済まなかったよ。夫婦でカウンセリングを受けたほうがいいし、奥さんは個別にも受けたほうがいいと思う。
5. 海外の名無しさん(>>1への返信・双方ダメ・👍35)
あの一言は、言ってはいけない線を越えていたかもしれない。でも正直、読んだとき笑ってしまった。それに奥さんのほうも、「要らない」という言葉の意味が分かっていないみたいだし。
6. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍456)
5年前のけんかは込み入っていて、どちらも、もっとうまく対処できたはず(発端は、運転すべきじゃない車に乗った奥さんの落ち度だけど)。ただ5年も前のことだから、今さら一つひとつ検証するのは難しい。問題はその後だよ。彼女には話し合う時間が5年あった。なのに「一緒にやろう」と言っておいて、そのたびにわざとあなた抜きで済ませていた。それは本当にひどい。5年前の彼女の気持ちがどれだけもっともでも、話し合う代わりに、あなたに罰を与え続けていたことになる。私ならこう言う。「あのけんかは、この5年のあいだにいつでも話し合えた。僕はもう済んだことだと思っていて、君がまだ引っかかっているとは気づかなかった。誘っておきながら僕を外し続けたのは意地悪だし、やっと参加できたら席を立ってしまうのもおかしい。この件は5年前のけんかと混ぜずに話そう。5年前のことも、別にちゃんと話すから」って。
7. 海外の名無しさん(>>6への返信・投稿者は悪くない・👍142)
完全に同意。5年前のけんかをいつまでも根に持って、それを理由に家族の行事から締め出すなんて、すごく不健全だよ。彼女は自分の気持ちを言葉にして、彼と一緒に整理するべきだった。彼女にも原因があったのに、責任を全部彼に負わせるのは不公平。これがこの夫婦のいつもの意思疎通のやり方なら、健全とは言えないね。黙って恨みを溜め込む年月をこれ以上重ねないためにも、そこに取り組む価値はあると思う。
8. 海外の名無しさん(>>6への返信・投稿者は悪くない・👍40)
うちは昔、夫婦仲がぎくしゃくしていた時期に「30日ルール」を作ったよ。気になることは30日以内に持ち出して話し合う。それを過ぎたら、今週のけんかの最中に「5年前のあのとき、あなたは…」と蒸し返すのは無し。小さな問題を、大きくなる前に話すようになったから、衝突そのものがぐっと減った。奥さんはこの間ずっと、頭の中で相手の落ち度を数え続けてきたんじゃないかな。それがいちばんの問題だと思う。
9. 海外の名無しさん(>>6への返信・投稿者が悪い・👍27)
「話し合う時間が5年あった」と言うなら、それは投稿者にもそのまま当てはまるでしょ。泣いて席を立つ妻を、目の前で見ていたんだから。もしこの5年間、一度もきちんと謝っていないのなら、「過去は手放せ」と言える立場じゃないと思う。
10. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍201)
奥さんは自分でしくじっておいて、自分を被害者にしてしまった。欲しくもない、頼んでもいないものに感謝しろと言われるのは、私だって好きじゃない。夫婦カウンセリングが助けになるかもしれないね。「それはさすがにおかしいよ」と、第三者から言ってもらう必要があるときもあるから。彼女が傷ついたのは分かる。でも、「あなたの日」を「彼女がしてあげたいこと」の日にしようとしなければ、そもそも問題にすらならなかったんだよ。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信・投稿者は悪くない・👍45)
ほんとそれ。専門家のカウンセリングを受けたほうがいい。投稿者が謝るべきなのはあの一言だけで、奥さんのほうには謝ることが山ほどある。欲しいもの、要らないものをちゃんと伝えたのに、相手が「自分がやりたいから」と押し通すのが、私は大嫌い。その時点で、もう私のためのものじゃなくなっているから。ケーキを焼きたいなら焼けばいい。でも、要らないと言ってあるのに「あなたのために焼いた」という顔はしないでほしい。
12. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍175)
クッキーの件については、投稿者は悪くない。奥さんは直接話す代わりに嘘でごまかし続けて、嘘が通らなくなったら、今度は投稿者に当たったってことでしょ? それと、これを書いたら叩かれそうだけど、似た経験があるから言わせて。保険の事情を知っている人が、こっちが要らないと言ったものを買うために車を持ち出して、バンパーの修理に1,000ドルもかかる羽目になったら、嫌味の一つくらい言う権利はあると思う。言い方について謝るのは分かるけど、やったことと言われたことの釣り合いが取れていない。5年たって持ち出せる不満がこれくらいなら、投稿者はむしろよくやっているほうだよ。夫婦カウンセリングは役に立つかもしれない。意思疎通に問題があるのは明らかだから。
13. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍31)
みんな見落としてるけど、奥さんは事故の朝のうちに何通も謝ってるんだよね。投稿者はそれをほとんど相手にしないまま一日を過ごして、夜になって、子どもが手伝ったケーキに皮肉で返した。あの車に乗ったのは奥さんの落ち度。でも、謝っている相手に追い打ちをかけたのは投稿者のほうだよ。
14. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍109)
投稿者は悪くない。そして私は、うちの夫の「問題はその場ですぐ話し合おう」というこだわりを、もう二度と疑わないことにする。
15. 海外の名無しさん(>>14への返信・投稿者は悪くない・👍31)
すごく的を射てる。彼女があのけんかにここまでしがみついているのは、当時の感情に決着をつけられていないからだよ。責任の大半は彼女にあると思う。でも正直、彼女の気持ちも分かってしまう。私の母は、意見を言うことも、もめごとを話し合うことも許してくれない人で、私はずっと母を恨んでいた。ほんの些細なことでなぜあんなに腹が立つのか、理由が分かるまでに何年もカウンセリングが必要だった。
16. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍91)
謝る必要なんてない。「あなたのため」と言いながら、実際はあなたのためじゃなかったことで、彼女が謝ってもらう筋合いはないよ。保険の都合で乗らないはずの車を持ち出して、高い修理代がかかる結果になり、しかも目的は「要らない」とはっきり言われていたケーキ。それで、望んだ反応が返ってこなかったから謝れと言っている。おまけに5年間それを抱え込み、子どもたちとの行事からわざとあなたを締め出してきた。そもそも話を聞かなかったのは彼女のほうなのに。あり得ない。
17. 海外の名無しさん(判定保留・👍19)
気になったんだけど、ケーキの皿を押しやってあの一言を言ったとき、子どもたちは同じ食卓にいたの? 自分たちが手伝ったケーキを、父親が目の前で突き返すところを見ていたのかどうかで、話の重さがだいぶ変わると思う。
18. 海外の名無しさん(判定保留・👍22)
正直、この2つの話がどうつながるのかが分からない。ハロウィンのクッキーと、5年前の父の日のケーキでしょう?
19. 海外の名無しさん(>>18への返信・投稿者は悪くない・👍38)
奥さんは、夫がハロウィンのクッキー作りに加わろうとしたことに不機嫌になった言い訳として、5年前のことを持ち出しているんだよ。あれを「母親と子どもだけの特別な時間」にしておきたい。でも「あなたには入ってほしくない」と正直には言わず、彼にとって嫌な体験になるように仕向けている。不誠実で、ずるいやり方だと思う。
20. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍32)
投稿者は悪くない。5年前の父の日が、ハロウィンのクッキーと何の関係があるの?? 子どもたちが作りたがったからケーキを焼いた、というのは分かる。でも、あの車に乗ってはいけないことは、彼女もよく分かっていたはず。謝ったとはいえ、投稿者が怒るのは当然だよ。それに「自分の車にガソリンを入れたくなかった」も筋が通らない。結局あとで入れに行くことになるんだから。ガソリンが勝手にタンクに湧いてくるわけじゃない。過去を手放すべきなのも、何でも自分の話にしてしまうのをやめるべきなのも、彼女のほうだよ。たぶん彼女はいまだに後ろめたくて、だからクッキーの話をケーキの話にすり替えたんじゃないかな。それと、ステーキは残念だったね。
21. 海外の名無しさん(>>20への返信・投稿者は悪くない・👍41)
父の日のケーキ騒動を蒸し返したのは、口実だと思う。彼女は子どもたちと自分だけでクッキーを作るのに慣れてしまって、投稿者に割り込まれたくなかったんだよ。クッキーの飾りつけが本当にそこまでつらい記憶を呼び起こすなら、そもそもクッキー作り自体をやらないはずでしょ。
22. 海外の名無しさん(双方ダメ・👍24)
ちょっと待って。車をぶつけたのは奥さんじゃなくて、買い物のあいだ停めていたところを誰かにぶつけられたんだよね。乗るべきじゃなかったのは確かだけど、「妻が1,200ドルの損害を出した」と言い切るのは少し違うと思う。運の悪さまで全部背負わせたうえで、あの皮肉。奥さんも奥さんだけど、投稿者も十分きつい。
23. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍36)
投稿者は悪くない。奥さんは、自分が「あなたに」どんな思いをさせたかは認めないまま、あなたの(もっともな)反応をいまだに恨んでいるように見える。ただ、この話にはまだ続きがある気もする。あなたが書いていない、あるいはあなた自身も気づいていない別の理由で、彼女が追い詰められていたり、報われないと感じていたりするのかもしれない。どちらにしても、腰を据えて、この件と夫婦関係そのものについて話し合うべきだよ。隠れた恨みをこれ以上残さないために。
24. 海外の名無しさん(>>23への返信・誰も悪くない・👍17)
角度を変えて見ると、今年のサプライズは、奥さんには「ここ何年も自分を外してきただろう」という無言の抗議に映ったのかもしれない。有給を取って、材料まで自分で買ってきたわけだから。投稿者に責めるつもりがなくても、後ろめたさのある側にはそう見える。どちらが悪いというより、言葉が足りなかっただけ。先に「今年は一緒にやりたい」と一言伝えていれば、違う夜になっていた気がする。
25. 海外の名無しさん(投稿者は悪くない・👍11)
小さい子に「パパは今年はケーキは要らないんだって」と説明するのは、何も問題ないと思う。相手の「要らない」を尊重するのは大事なことだし、ケーキを焼ける年齢なら、欲しくない人に無理に食べさせるのは親切じゃない、ということも理解できる。どう見ても、ケーキにこだわっていたのは奥さんのほうだよ。新車と1,200ドルの件さえなければ、投稿者だってカチカチのステーキくらい黙って飲み込んでいたはず。あんな父の日のあとで、石みたいに硬い肉を星つきレストランの一皿みたいに喜んでみせろというのは、無理がある。
まとめ
判定は「投稿者は悪くない」が多数派。要らないと伝えたケーキのために、運転しないことになっていた新車を持ち出したこと、そして5年間何も言わないまま、ここ数年クッキー作りから夫を外してきたことに批判が集まった。ただ、その多数派にも「1,200ドルのケーキ発言だけは投稿者が悪い」と認める人が多い。
少数派が突いたのはその先だ。妻が求めているのは謝罪ひとつで、それは5年のあいだにいつでもできたはず、という指摘である。「人間なら謝るものだよ」という一言は、投稿者自身の言葉をそのまま返していた。5年間黙っていた妻と、5年間謝らなかったかもしれない夫。先に口を開くべきだったのは、どちらだったのだろうか。
元スレッド: 「ケーキのことで妻を泣かせた私は悪い?」(元投稿)

コメント
長過ぎる愚痴は読む気がしねー